以前は35歳が転職の限界年齢と言われていました。
でも最近は採用企業の需要に変化が出てきて、40代や50代の転職が増加傾向にあります。
年齢を理由に諦めることなく行動することで幸せをつかみとりましょう。
テレビのCMで多く見かけるようになった”転職エージェント”ですが、年齢を理由に「自分には関係ない」と思っている人はいませんか?
実は40代、50代の転職者数は増加傾向です。
ミドル世代になったからといって、転職をあきらめる必要はありません。
転職動機は人それぞれです。
働きやすさ、給料、労働時間、ハラスメント・・
昨今の転職者数の状況をこの記事で確認して、行動を起こして幸せをつかみましょう!
仕事が変われば人生が変わります。
無理に今の仕事を続けるよりも転職したほうが幸せになるかもしれません。
今の仕事に不満があるなら、転職の可能性を探ってみましょう。
関連記事:転職後の年収は下がる?上がる?|年収の交渉は内定後に!
正社員の35歳限界説は過去のもの
まことしやかに言われ続けてきたことですが、転職の限界年齢が35歳と言われてきました。
35歳をすぎると、これまでの経歴が邪魔して扱いにくく感じられたり、人件費の高さで嫌われる傾向にありました。
しかし、今は違います。
現状はこれまでの豊かな経験を評価し、採用に動く企業が増えてきました。
40代や50代は管理職・マネージャーになっている年齢です。
今の時代、管理職・マネージャーになりたがらない人が増えてきているので採用する企業は管理職・マネージャーになりうる人材を求めています。
管理職・マネージャーとして活躍できる人は年齢に関係なく、今まで以上に転職のチャンスが広がっているといえるのです。
私も、ちょうど50歳のときに”管理職・マネージャー”の転職を経験しています。
経験談も踏まえてお話しします。
関連記事:【40代・50代の転職が増えている理由】今、知るべき3つのトレンドと対策
転職希望者の推移
年功序列、終身雇用制度の日本的雇用制度が限界を迎えています。
それとともに日本では転職することが当たり前になる文化が出始めています。
要はアメリカのように成果主義賃金に傾いてきているということです。
同じ企業に定年まで勤めていても、親世代のように賃金や身分が保障されない時代に突入しています。
下の図は年代別の転職者の推移です。
特に「45~54歳」の増加傾向は顕著です。
ほとんどの年代で2020年はコロナ禍の影響で減少していますが、「45~54歳」は唯一、伸びています。
本当だ。
若い年齢では下がってきているのは不思議な現象ですね。
ほとんどの年代で2019年がピークになっており、2020年、2021年は下落傾向です。
もちろんこれは新型コロナウイルス感染症拡大の影響ですが、一時的なものと考えるべきでしょう。
労働力不足が叫ばれる中、2022年には回復すると考えるのが自然です。
しかも、45~54歳の年代は2020年がピークになっており、他の年代よりも上昇傾向が顕著に表れています。
これは企業がミドル世代の採用を進めている証であり、40代・50代の転職希望者にもチャンスが十分にあるということです。
転職者数のピークは2019年になっています。
コロナ禍の影響で2020年、2021年は下がってしまっていますが、2022年は増加に転じることが予想されます。
昔のように一つの会社で定年まで働く人が少なくなっている証ですね。
コロナが落ち着けば、経済も活発になるので転職者数は増えるのは必然でしょうね。
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転職活動前にやっておくこと
学生の時には就職活動の前に面接の練習をしたり、履歴書を書いたりと準備することがいろいろあったことを思い出します。
社会人経験を積んでからの転職活動は新卒の時とは違う準備が必要になってきます。
まずは転職先に自分の経歴を理解してもらうための「職務経歴書」の作成です。
これまでの仕事を振り返り、文書化するものです。いわば職務経験の棚卸です。
また転職に際するリスク、求めているやりがい、賃金、労働条件などを文字に起こしておきましょう。
自分の頭の中を整理する際、文字に書き起こしておくことで整理がつきやすくなります。
何か変化を起こすときには、頭の中で堂々巡りが繰り返されることがあるので、無用な堂々巡りを避けるためにも整理しておくことが必要です。
これまでに自分の職務経歴を整理することで見えてくることもあります。
私もまずは、職務経歴を文字に起こしてみます。
転職に学歴は必要ない
良い大学を出て、良い企業に勤めるというのは日本の学生が目指すべき歩む道だとは思いますが、転職・中途採用の場合は少し違ってきます。
第2新卒のような20代の場合は、まだ学歴が評価されるシーンも多くありますが、年齢を重ねてくると、学歴の評価はだんだん低くなってきます。
評価の比重が上がるのは、これまでの実績と人となりです。
長年、働いてきてどんな仕事をやってきたか、どんな人間関係を気づいてきたか、トラブルのときにどう立ち回るかなど、これまで経験してきたことをいかに伝えるかで採否が決まると言っても寡言ではありません。
転職者の評価ポイント
- 出身大学は主な評価点ではなくなってくる
- これまでどんな仕事をしてきたか
- どんな人間関係を築いてきたか
- トラブル対応力・・・など
転職活動のスタートは転職サイトへの登録から
40代、50代には、やはりミドル転職が強いエージェントが良いでしょう。
一般的に転職エージェント会社は、会社の人事部門とのつながりがありますが、ミドル転職に強いエージェントは経営層とのつながりが強くなっています。
管理職・マネージャーを見据えた採用となるので、採否の判断は経営層が行います。
若年層だと人事部に委ねられるところも多くなりますが、40代以上の採用とは最も違う大きなところでしょう。
40代、50代で転職に失敗しがちな人の特徴
転職サイトに登録すると条件が合えばエージェントからメールなどで連絡が入ります。
その後、条件が合いそうなら、エージェントとの面談になります。
エージェントとの面談は、すっかり普及したWEB面談になることが多くなりました。
一部、電話面談のケースもありますが、お互いに相手の顔をしっかり確認しながら雰囲気をつかめるWEB面談のほうが絶対におすすめです。
面談や条件提示の中で、自分の市場価値を知ることになるので、現実を受け止めながら、妥協点を探ったり、労働条件を見極めることができます。
金銭面の労働条件は非常に大切ですが、それだけではエージェントや採用側企業を失望させることにもなりかねないので、仕事に対する思いや業務内容についての確認ももれなく行いたいところです。
気をつけたいのはエージェントとの関係です。
まれに”エージェントに横柄な態度を取る”人がいます。
そうなってくるとエージェントも人なので良い案件を紹介したい気持ちがなくなってきたり、横柄な人を企業に紹介することも躊躇することになります。
あくまでもエージェントとは対等な関係を保てるよう接することが大切です。
私を担当してくれたエージェントが話していた実話です。
まずはエージェントに味方になってもらわないと良い仕事には巡り会えません。
今の会社でも出入り業者さんに横柄な態度をとる人がいます。
そんな人の評判は社内でも悪くないがちです。
あくまでも対等な関係でお付き合いですね。
\WEB面談での注意点/
- 面談で自分の市場価値をしっかり認識する
- 労働条件を求めすぎない
- 面接でお金の話ばかりする
- エージェントに横柄な態度で接しない
まとめ
これまで言われてきた「転職35歳限界説」は過去のものとなりました。
45歳以上の転職は新型コロナの影響を除けば増加傾向です。
労働力不足の中、企業はミドル世代の採用を積極的に増やしてきています。
中途採用は新卒とは違い、学歴を評価されることが少なくなってきており、これまでの実績で評価されます。
まずは転職サイトに登録して、エージェントの面談で市場価値を確認しましょう。
自分を過大評価することなく、エージェントとは対等の関係で転職に向けてともに歩んでいきましょう。
私もまずは登録しようかな・・
あなたの転職が成功し、充実した人生を送れるよう祈っています。
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